公明党 文京区議会議員団 平成29年6月定例議会一般質問岡崎 よしあき

議会便り

平成29年6月定例議会一般質問

公明党文京区議団代表質問

公明党 文京区議会議員  岡崎 よしあき 

4.保育所待機児童対策と乳幼児の家庭内事故防止について

質問 

次に保育所待機児童対策についてお伺い致します。

このほど発表された本区の待機児童は、昨年にプラス26名の283名と報告がありました。
依然、0、1、2歳児に集中し、中でも0、1歳児にあっては全体の8割を超えており、特にこの層の待機児童解消が急務であります。とはいえ、昨年度も全庁挙げて取り組んでこられ、7園395人の定員増を講じてこられたことは大変に評価するところであります。しかしながら、待機児童がなかなか解消されず、子育てに対する不安感を強く抱いているご家庭がいるのも事実であり、そういったご家庭に対しては、今まで以上にきめ細やかな対応が求められると考えます。
改めて、待機児童となったご家庭に対し、どのような対応をされるのかお伺いいたします。

また、待機児童数についてですが、平成25年の96人、翌年から104人、132人、257人と続き、今年が283名と毎年、増え続けています。これからも保育園に入りにくい状況が続くとしたら、子育て世帯の方々にとっては、働き続けることができるだろうかという、まさに死活問題にかかります。
この増え続けている背景を、本区はどのように捉え、どのように解消していくお考えなのか、具体的にお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。

ある大手の不動産ポータルサイトのアンケートでは、育児・教育・生活などテーマ別にリサーチしランキング結果が報告されており興味深く拝見しました。例えば「出産・子育てにあたたかい行政区」で本区は9位、「子どもの教育重視ならこの行政区」では2位、「病院が充実している行政区」6位、「安全な暮らしができる行政区」8位、総合で6位となっていました。

子育て世帯に選ばれている文京区であるとするならば、将来、保育所利用者が増える可能性はあるのではないでしょうか。
こういった動向をどのように察知していくのか、また、どの地域に整備する必要があるのか、また、現在の地域偏在はないのかもあわせてお伺い致します。

次に、保育の質についてお伺い致します。

待機児童解消を進めるために新設園が増えることはうれしい反面、園庭など、遊びの環境の質を確保することも重要であります。設置基準には、満2歳以上の幼児1人につき、3.3㎡以上と決められており、今までも、屋外遊戯場に代わるべき代替地、公園等を活用し、その質を確保していただいてきました。新設園が増えておりますが、1つの公園が複数の園児で込み合う状況はないか、今後も、複数園で公園を利用することもあるでしょうし、また、新たに整備する保育所には、園庭の確保が望まれます。
本区のお考えをお聞かせください。

引き続き、園長経験者の巡回指導をはじめ、文京版スターティング・ストロング・プロジェクトによる心理士など専門職の助言等が子どもの育ちを強力にサポートすることを期待しています。具体的なスケジュールをお伺い致します。

日本の社会保障制度の中で、もっとも弱い分野が「子育て支援だ」という声もあります。先進諸国で作るOECD(経済開発協力機構)は、近年「スターティング・ストロング」(人生の始まりこそ力強く)と題する報告書をまとめました。本区が、その意義を体現するべく、本事業を展開し始めたことは高く評価致します。
OECDはその中で、日本にとって「保育・幼児教育への重点的な投資が最もUターンが大きい」との助言がありました。まったく同感であります。本区は、どこの自治体よりも、保育、教育への投資を今後も重点的に行っていただきたいと考えますが、そのご決意をお伺い致します。

 

次に乳幼児の家庭内の事故防止対策についてお伺いいたします。

ほんの一瞬、子供から目を離しただけで大きな事故につながることもあります。これは安心と思われる家庭内でも起こります。そういった密室の家庭内に潜む危険を知ることが非常に重要であり、未然の事故防止につながることと思います。

このほど、葛飾区では、乳幼児健診が行われる保健所などに「ヒヤリハット ジオラマ」が設置されました。このジオラマは、区内の保育所に子供を預ける保護者を対象に行った「家庭内での乳幼児の事故に関するアンケート」結果に基づいて製作されたものです。何より、家の中で起こり得る危ない場面が一目でわかるのが特徴です。

小指ほどの大きさのキューピー人形を子供に見立て
①水が溜まって居る浴槽や洗濯機内に身を乗り出す
②火にかけられた鍋に手を伸ばす
③床に落ちている硬貨などを口に近づける
④灯油のタンクを踏み台にしてベランダから外のぞく–等、
回答数が多かった12の危険なシーンを再現しています。また、年齢や事故の種類を示すボタンがあり、「1歳未満」「1〜2歳」「3歳以上」や「おぼれ」「ケガ・やけど」などを設け、これを押すと対象の人形があかりで照らされる仕掛けもあります。
製作にあたっては、地元の小児科医や保育士などの協力を得て家庭内での事故防止や対処法に関する映像を製作。
動画サイトYouTubeの区公式チャンネルでも視聴が可能となっており、私も視聴しましたが、こういった啓発は大変有効と感じ、多くの子育て世代のお母さんお父さんに見てもらいたいと思いました。
ぜひ、本区におきましても、こういった取り組みをしてはいかがでしょうか。お伺い致します。

区長答弁

次に、保育所待機児童対策に関するご質問にお答えします。

まず、待機児童となった家庭への対応についてのお尋ねですが、入所不承諾となった方、一人ひとりに対して、今月1日に開設した小規模保育所の入所申込みに関するご案内を送付いたしました。
また、年度途中においても、開設する保育所がある場合には周知を行ってまいります。
あわせて、ヽ昨年に引き続き、保育状況等の実態を把握するためのアンケートを実施
してまいります。
今後も、必要な情報の提供や相談を行うなど、丁寧な対応を心掛けてまいります。

次に、待機児童数増加の背景と解消に向けた取り組みについてのお尋ねですが、待機児童数の増加は、就学前児童の大幅な増や保育サービスの利用希望者の増が要因と認識しております。

今後も、待機児童解消に向け、「子ども・子育て支援事業計画」に基づき、私立認可保育所の開設を進めるとともに、小規模保育事業、定期利用保育事業を実施することで、保育サービス事業の更なる拡充を図ってまいります。
また、施設整備と併せて、私立認可保育所等への巡回指導を強化することにより、保育の量と質の両面から待機児童対策を進めてまいります。

次に、保育所利用者の動向把握等についてのお尋ねですが、過去最多となった待機児童数を踏まえ、子ども・子育て会議において、より的確なニーズ量を把握するための方策について議論してまいります。

また、認可保育所の整備にあたっては、地域偏在を念頭に置きつつも、保育所利用
希望者の増加傾向を踏まえ、区内全域を対象として保育所の整備を行ってまいります。
 
今後は、来年4月に、千石三丁目の旧外務省千石宿舎跡地及び小石川運動場南側敷地に、平成31年4月に、大塚三丁目都有地に、私立認可保育所を開設してまいります。
また、現在、区独自の助成制度も活用し、認可保育所及び小規模保育所の誘致を積極
的に働き掛けており、複数の事業者と協議を進めているところです。

次に、保育の質に関するご質問にお答えします。
まず、公園利用状況と園庭整備についてのお尋ねですが、新設園の増加により、一つの公園に複数園が集中する状況も発生していることから児童の外遊びの機会を確保するため、区立園と私立園の相互連携による施設利用を進めております。また、六義公園運動場及び、
後楽公園少年野球場の活用のほか、区内小・中学校の校庭の活用を推進していくことで、戸外活動を通じた児童の心身の健全な育成を図ってまいります。
なお、今後、千石・小石川・大塚の公有地に整備する認可保育所については、認可
基準を満たす園庭を整備する予定です。
また、その他の保育所整備にあたっても、園庭設置の可能性を含め、事業者との協議
を進めてまいります。

次に、巡回指導と「文京版スターディック・ストロング・プロ、ジェクト」についてのお尋ねですが、巡回指導については、本年度から区立保育園園長経験者等を増員し、指導体制を強化いたしました。新規開設園をはじめ、各園へ定期的な巡回指導を実施しており、引き続き保育の質の向上に努めてまいります。
 
また、「文京版スターティング・ストロング・プロジェクト」については、区内私立認可保育所等運営事業者との連絡会等において全園に周知を行い、速やかな訪問支援につなげてまいります。
 
次にヽ、保育・教育への重点的な投資についてのお尋ねですが、第3期の「基本構想実施計画」では、新たな事業として、「子どもの貧困対策」や、先程ご答弁申し上げた「文京版スターティング・ストロング・プロジェクト」を実施するほか、「文京区版ネウボラ事業」や「保育所待機児童解消緊急対策」、「健康・体力増進事業」、教育環境の整備などを引き続き進めてまいります。
これらの取り組みに加え、毎年度の重点施策において魅力ある事業を創出することで、保育・教育の更なる充実に努めてまいります。

次に、乳幼児の家庭内での事故防止対策についてのご質問にお答えします。
本区では、乳幼児健診の際、事故予防に関するリーフレットを全員に配付し、注意喚起を図っているほか、4か月健診では、家庭での危険な場所を図解したポスターを活用し、発達段階に応じた事故防止対策の周知を行っております。
また、子育てフェスティバル等のイベントの機会を捉え、啓発に努めております。
乳幼児の事故を未然に防ぐための取り組みは大変重要であると認識しておりますの
で、今後も効果的な啓発方法について研究してまいります。


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