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議会報告 

平成27年6月定例議会一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
岡崎 よしあき

QQ 質問

成澤区長の今後の区政運営について

はじめに成澤区長の今後の区政運営についてお伺い致します。

成澤区長は、区長として3期目の区政運営に向かうにあたり、所信表明の冒頭に「文の京」の未来を担う「子どもたち」と、地域を守り育ててくれた功労者である「高齢者」という大切な2つの世代を繋ぐ「責任世代」として、すべての世代に豊かな暮らしを実感いただくよう、多様な施策の充実に取り組んできたと述べられました。 
本年度は、10年後の将来都市像を掲げた「基本構想」の策定から5年目にあたり、計画期間の折り返し地点を迎えます。
そこでこの5年間をご自身でどのように評価をされているのかお伺い致します。

本区の人口が20万人を突破した今「選ばれる自治体」として今後どのように発展をさせていくのかが大切な時期に入ったと思います。その意味からも、高齢化の更なる進展や子育て支援の多様なニーズに対応するため、文京区議会として前期は子ども・子育て支援調査特別委員会を、後期には地域包括ケアシステム調査特別委員会を設置し、積極的に調査研究をすることになりました。
そこで、子ども・子育て支援新制度の推進に伴い、本区における今後の取り組みをどのように考えているのかお伺い致します。

また、昨年の10月に高齢化率が20%に達し、高齢者数が4万人を超えた今、高齢者の方々が住み慣れた地域で暮らし続けることができるように、医療、介護、介護予防、住まい、生活支援サービスを一体的に提供していく「地域包括ケアシステム」の構築は大変に重要になってくると思われますが、どのように取り組もうとされているのかお伺い致します。

さらに本区において喫緊の課題でもある特別養護老人ホーム等の介護施設や障害者のグループホーム等の今後の計画はどのようになっているのかもお伺いします。

少子高齢、人口減少社会の到来を視野に入れた取り組みはもとより、来る「2020年東京オリンピック・パラリンピック」を歴史と文化に育まれた「文の京」を国内外に発信する絶好のチャンスと捉え、区長はどのような決意で今後の区政運営に取り組んでいかれるのかそのご決意をお伺い致します。

AA 答弁

区長 岡崎議員のご質問にお答えいたします。

最初に、今後の区政運営に関するご質問にお答えします。

まず、「基本構想」の策定から5年が経ったこの間に評価についてのお尋ねですが、
事務事業評価及び基本構想実現度評価により、実施計画事業の点検・評価・見直しを行っているところであり、「基本構想」に掲げる将来都市像の実現に向けて、着実に邁進していると認識しております。
引き続き、事業を着実に実施し、区政課題に適時適切に対応することで、確実に歩みを進めることができるものと考えております。

次に、子ども・子育て支援新制度についてのお尋ねですが、本制度の推進を図るため、ニーズ調査の実施及び計画の策定にあたり、子ども・子育て会議での熱心な審議を踏まえ、「子育て支援計画」を策定いたしました。今後は、人口推計等の変動要因を毎年度確認し、ニーズ量を見直すとともに、実態に即した計画とすることで、子ども・子育て支援新制度の一層の推進を図ってまいります。

 次に、地域包括ケアシステムの構築についてのお尋ねですが、地域包括ケアシステムを推進するためには、各々のサービスが切れ目なく提供されることが不可欠であり、そうした視点のもと、在宅医療・介護連携や認知症施策の一層の推進を図ってまいります。
今般、特に地域の特徴を浩かした新しい地域支援事業が求められており、介護予防や生活支援サービスにおいては、新たな総合事業の中で、多様なサービスの提供を目指し、関係団体との協議を行っております。

高齢者施設及び障害者施設等の今後の計画についてのお尋ねですが、昨年度策定した、「高齢者・介護保険事業計画」、及び「障害者計画」にお示ししたとおり、公有地等を活用しながら、着実に整備を進めてまいります。
なお、春日二丁目国有地の特別養護老人ホーム建設計画については、現在、区として財務省関東財務局と国有地の取得に向けた協議をしているところです。

次に、区政運営への決意についてのお尋ねですが、
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催決定により、東京、そして日本がこれから大きく変わっていく中で、「文の京」の魅力を更に高め、オリンピック・パラリンピックのレガシーとともに、次世代に継承していくことが求められています。
歴史と文化と緑に育まれた、みんなが主役のまち「文の京」の実現に向けて、引き続き全力で取り組み、区民の皆様が住んでいて良かった、これからも住み続けたいと実感し、区外の方もぜひ住んでみたいと思える「文の京」を未来へ繋いでまいりたいと存じます。
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