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議会報告 

令和2年6月定例議会一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
宮本 伸一

QQ 質問

児童生徒の心のケアと学習の遅れを取り戻す方策について

次に、児童生徒の心のケアと学習の遅れを取り戻す方策についてお伺いします。

長期間の休校、外出自粛により先々への不安を抱えた児童生徒への心のケアが必要です。一人一人の実態を把握することが大事と考えます。そのための、本区の取り組みについてお伺いします。

その上で、長期間の休校による学習の遅れなどの支援に全力で取り組む必要があります。特に来年以降に先送りできない小学6年生と中学3年生への支援が重要です。柔軟な教育課程の再編成や授業時間配分の見直しなどが考えられますが、見解をお伺いします。

学び以外の主要行事のあり方や部活動などについては、児童生徒が仲間たちとの思い出を共有し合い、次の学年へ進学できるよう、保護者への説明も含め、丁寧に行って頂きたいと考えます。見解をお伺いします。

AA 答弁

区長 次に、児童・生徒の心のケアについてのお尋ねですが、

 長期間の休校に伴う児童・生徒の心のケアは、非常に重要と認識しております。学校の再開に合わせ、教員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーがしっかりと連携し、カウンセリング等を通じて、早期に児童・生徒の心身の状態や家庭環境を把握し、心のケアに努めてまいります。

次に、教育課程の再編成等についてのお尋ねですが、

 本区においては、卒業学年に限定することなく、全ての学年の児童・生徒が学習の遅れ等に不安を抱くことがないように取り組んでまいります。
 学校の再開後は、授業時間数を確保するため、夏季休業期間の短縮や、土曜授業の追加を行ってまいります。
 併せて、15分の学習を3回で1単位とするなど、授業時間の弾力的な運用を工夫し、漢字や計算などの反復練習や個別指導の機会を確保してまいります。
 各学校では、年間指導計画の見直しを行い、学習指導要領に示された教科・領域等の内容を、年度末までにバランスよく指導できるようにいたします。

最後に、学校行事や部活動についてのお尋ねですが、

 学校行事は、集団における人と人との触れ合いや、つながりを深めていくうえで、大切な教育活動であると認識しております。
 感染症対策に十分留意したうえで、内容を精選して、実施してまいります。

 また、部活動については、都の「新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン」に基づき、身体接触を伴う活動や飛沫感染の恐れのある活動を行わないなど、感染症対策を実施した上で、分散登校終了後の再開を予定しております。
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