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質問
最後に、文京シビックセンター改修基本計画についてお伺いいたします。
シビックセンターは平成六年に第一期工事が竣工して以来20年以上が経過し、この間、部分的な改修や修繕などにより施設の安全性や維持管理について万全を期してきましたが、設備の更新を含め大規模な改修を行う時期を迎えつつあります。
区民サービスの活動の拠点として、また、災害時における防災拠点としての機能を有するシビックセンターの改修は、区民サービスへの影響を最小限にとどめ、地球温暖化対策などへの取組や更なる震災対策の強化も必要なことと思います。
現在、一昨年の3月に策定したシビックセンター改修方針に基づいて、昨年よりシビックセンター改修基本計画検討委員会と検討部会を設置し、協議してきたところであります。
5つの基本的視点に基づいて、これまで検討を進めてこられましたが、その後の進捗状況はどのようになっているのか、まずお伺いいたします。
シビックセンターの改修につきましては、区民の皆様も区有施設の改修の中で特に注視しているところであります。そこで、基本的なところで、なぜ改修が必要なのかを改めてお伺いいたします。また、改修により区民の利便性はどのように向上するのか。そして、区民の意見をどのように取り入れていくお考えなのかお伺いいたします。
視点の一つに防災拠点としての機能向上を図るとありますが、熊本地震が発災して、改めてシビックセンターの防災機能に期待をするものであります。そこで、更なる機能向上の検討の必要性を感じますが、御見解をお伺いいたします。
熊本地震では、予想もしなかった震度七の地震が2回起きたのを始め、震度5弱以上の地震が16回起きました。シビックセンターは1回の大きな地震には耐え得る構造だと伺いましたが、今後首都圏においても大きな地震が度重なって起きないとも限りません。そのような状況を踏まえ、どのような対応をしていくのか。また、長周期地震動についても建築当初はそれに対応できる設計をされたとお聞きしますが、その後、長周期地震動に対する研究も進んでいるとの報道もあります。そこで、今後の長周期地震動対策についてもお伺いいたします。
また、シビックセンターの改修につきましては膨大な費用が掛かると予想されますが、経費の縮減についての具体的な取組。工事費の話題だけが先行しないように努めていただきたいと思いますが、その取組についてもお伺いいたします。
以上で私の質問を終わります。御清聴、誠にありがとうございました。
答弁 |
区長 |
最後に、「シビックセンター改修基本計画」に関する御質問にお答えします。 まず、検討の進捗状況についてのお尋ねですが、現在、「シビックセンター改修方針」における5つの基本的視点ごとに整理した、主な検討項目に沿って具体的な検討を進めているところであり、9月定例議会において「基本計画素案」をお示ししていきたいと考えております。 次に、改修の必要性や区民の利便性向上などについてのお尋ねですが、シビックセンターは、子どもから高齢者まで、様々な世代の方に御利用いただいている区民サービス活動の拠点であるとともに、防災拠点としての役割を担っております。 シビックセンターは、竣工後20年が経過し、設備等の運転状況や耐用年数から、大規模な改修を行う時期を迎えております。 区民サービス活動の拠点として、引き続き安全・安心に区民の方に御利用いただけるよう設備の改修を進めるとともに、防災拠点としての機能向上、地球温暖化対策を推進していくため、計画的な改修に取り組んでまいります。 なお、区民サービスへの影響を最小限にとどめるよう、閉庁することなく工事を行うことを基本としております。 また、「シビックセンター改修基本計画」の策定に当たっては、これまでの各種団体との意見交換会や区民の声などで頂いた意見を参考に検討を進めるとともに、「シビックセンター改修基本計画検討委員会」での検討状況をホームページで公開し、区民への情報提供に努めております。今後、素案をホームページで公開し、頂いた御意見を計画に反映するよう努めてまいります。 次に、防災拠点としての機能向上についてのお尋ねですが、現在、非常用発電設備の稼働期間の拡大や電力供給の多元化による電力確保策、各種設備の安全性向上、帰宅困難者対策のための対応整備などについて検討し、防災拠点としての機能向上を図ってまいります。 次に、シビックセンターの地震対策についてのお尋ねですが、議員御指摘のとおり、シビックセンターについては、当初から震度七程度の大規模な地震や長周期地震動についても対応した設計となっております。 今後、熊本地震についての詳細な検証結果や、長周期地震動についての最新の研究成果に基づいた設計基準等が国から示された際には、必要に応じて速やかに対応いたします。 次に、シビックセンター改修経費の縮減についてのお尋ねですが、シビックセンターの改修工事については、資材や機器等に規格品・標準品を採用することや、できる限り移転を伴わない工事計画とすること、適切な保守の継続により機器の長寿命化を図ることなど、様々な工事費の縮減策について検討しているところです。 また、施工年次を分散することで、経費を平準化するとともに、メンテナンス性の高い設計を行い、ランニングコストを圧縮することで、総体として、財政負担の軽減に配慮してまいります。 |
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