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議会報告 

平成29年11月定例議会一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
若井 のりかず

QQ 質問

読書推進について

最後に読書推進についてお伺い致します。

先月の10月27日は「文字・活字文化の日」であり、この日から11月9日までが「読書週間」でありました。
「書物の中には過去一切の精神が籠っている」とは19世紀の英国の思想家、トーマス・カーライルの箴言です。又、読書の大切さを表す言葉として「一冊の本をひもとけば、そこに世界があり、人生がある」ともいわれています。
しかし、本年実施された調査によりますと、日々の生活の中で読書をする習慣があると答えた人は39.4%で、2年前の同じ調査より10%も減っていたそうであります。
インターネットの普及などで大量の情報が瞬時に共有されるようになりましたが、良書に親しみ、読書で豊かな心を育むことも今の時代大切なことではないでしょうか。

特に子どもの頃から本に親しむことは重要なことであり、本区として「文京区子ども読書活動推進計画」が策定をされていますが、その進捗状況をお伺い致します。
また、子供も大人も良書に親しむということでは、図書館の役割は大きいものと思われます。本区として図書館行政をどのように考えておられるのか。又、課題などがありましたらお示しください。

先日、湯島図書館を利用されている方から上の階が育成室と児童館があり、子供たちが走り回ったりすると気になって集中できない時があるとの声を耳にしました。そのように感じている利用者は他にもいるそうであります。
湯島図書館がある湯島総合センターは行財政推進計画によりますと、老朽化が進んでおり、改築又は大規模な改修が必要となっておりますが、その際、防音などの対応が必要になってくると思いますがご見解をお伺い致します。

また、小石川図書館におきましては、現在の場所に昭和26年に移転、利用者の増加に伴い、昭和41年に全面改築された歴史ある図書館です。しかしながら、利用者からは、老朽化とエレベーターが無いとの声が上がっております。子どもから高齢者全ての皆さんが利用しやすいように配慮することは大切なことであり、今後、バリアフリーの充実やエレベーターを必要とされる方でも利用できるように検討をして頂きたいと思います。ご見解をお伺い致します。

本区の今後の図書館行政の更なる充実を期待するものです。

以上で質問を終わります。
ご静聴ありがとうございました。

AA 答弁

教育長  次に、読書に関するご質問にお答えします。
まず、「文京区子ども読書活動推進計画」についてのお尋ねですが、
「文京区子ども読書活動推進計画」に盛り込んだ35事業については、子ども読書活動推進会議において、その進捗状況について毎年確認しており、概ね、適正に実施されていると認識しております。

次に図書館行政についてお尋ねですが、
図書館は、区民に知識や情報を提供する資料センターであると同時に、地域の文化センターの一つとして重要な役割を担っております。
区では、平成26年5月のサービス向上検討委員会において、区立図書館の将来を見据え、その機能の充実と方向性を検討した報告書をまとめました。現在は、その報告書をもとに、子どもから高齢者まで、すべての利用者にとって身近で魅力的な図書館として、また、地域の情報拠点、交流の場として、利用者に親しまれるよう、さらなるサービスの向上を図っております。

なお、課題としましては、小石川図書館をはじめ区立図書館の一部に老朽化の進んだ施設があります。そのため、今後は現在の基本構想実施計画で計画しているとおり、小石川図書館の改築について検討するとともに、他の施設についても、快適な読書環境を提供するため、トイレを洋式化するなど、関係部署と協議しながら施設の改善を図ることが必要であると認識しております。

 次に、湯島図書館がある湯島総合センターについてのお尋ねですが、
ご指摘のとおり、湯島総合センターは老朽化が進み、改築又は大規模改修が必要な施設です。湯島図書館の防音など必要な対策は、改築又は大規模改修の際に進めてまいります。

最後に、小石川図書館についてのお尋ねですが、
小石川図書館の改築につきましては、現在の基本構想実施計画のとおり、平成31年度までに改築検討委員会の開催、及び報告書の作成に着手します。

その際には、区民、地域関係者及び学識経験者等のご意見を幅広く聴きながら、バリアフリー化の実施や施設の快適化についても検討してまいります。
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