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質問
次に肝炎ウイルス検査について伺います。
文京区の平成20年度からの検査では、陽性者が133名との結果が出ています。先の予算委員会で確認したところ、平成27年度厚生労働科学研究費補助金を活用し、「今こそ、たたけ!肝炎ウイルス」のチラシを作り勧奨しているとの御答弁をいただきました。
実際26年度12名、27年度14名の勧奨をしていると思われますが、20年度から25年度までの107名については、どのように対応されているのか伺います。
平成27年度の最新の新薬が発売される以前、もしくは平成26年の重症化予防事業が始まる前に「陽性」と診断された方を対象として、再度受診勧奨につながる啓発資材を発送して、受診勧奨を行うことが大切です。
肝炎陽性者の方に、適切な情報が届き、肝硬変、肝がんに移行することを防ぐことができることを望んでおります。
東京都でも平成29年度に陽性未受診者の受診勧奨を強化するということで新たに事業を取り決めたと聞いています。
文京区民の肝硬変や肝がんの罹患者を減らすためにも、平成26年以前に肝炎検査で陽性となられた方のフォローアップについて前向きな検討をお願いいたします。
予てより要望しておりましたロタウイルスワクチンの公費助成について伺います。
本区のワクチン助成については、積極的に取り組んでいただき大変評価しております。予防接種を行うことで医療費の削減効果が出て、未来の宝である子供たちが健康に成長でき、合わせて子育て世帯の共稼ぎの親たちの負担も軽減できることにつながります。
特に、ロタウイルスは、5歳未満の乳幼児におけるウイルス性胃腸炎の主な原因微生物であり、感染力が強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染してしまいます。5歳までにはほぼ全ての小児がロタウイルスに感染し胃腸炎を発症すると知られています。
また、脳炎、脳症など重篤な神経系合併症を起こすこともあり、日本における小児の急性脳炎、脳症のうち4%がロタウイルスによるもので、これはインフルエンザ、突発性発疹症の次に多いとされています。
費用も高く接種完了までの費用は3万円かかります。現在、中野区・杉並区・渋谷区・品川区が助成を行なっています。財源面については、平成30年度から廃止になる「国民健康保険減額調整措置」で確保される財源を子育て支援として活用できるため、タイミングとしても平成30年からの導入が一つのタイミングとしてベストと考えますが、区のお考えを伺います。
少子化対策、子育て支援の観点からも、予防医療を行うことにより、子育て世帯の負担も軽くなり、また医療費も削減できるというメリットがあるロタウイルスワクチンの接種の公費助成を導入できるよう要望いたします。
答弁 |
区長 |
次に、肝炎ウイルス検査についてのご質問にお答えします。 平成26年度から「東京都ウイルス性肝炎重症化予防推進事業」が開始され、28年度までの肝炎ウイルス検査で、陽性と判定された方38人に、肝炎精密検査費用助成のご案内を送付しております。 ご案内後、フォローアップ事業の本人同意が得られた方には、受診状況の確認を行っており、同意が得られなかった方に対しても、区において精密検査受診状況等の調査を行い、未受診の場合には、受診勧奨を実施しております。 また、25年度以前の検査における陽性者に対しては、医療機関において検査結果の個別説明と指導が行われているところですが、区においても再度受診の勧奨を行うことを検討してまいります。 次に、ロタウイルスワクチンの公費助成についてのご質問にお答えします。 現在、国の審議会において、定期予防接種とすることの是非について、効果や副反応等の課題を整理しております。今後の審議の結果等、科学的知見を踏まえ、区における予防接種事業としての取扱いを検討してまいります。 |
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