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質問
次に災害対策として路面下空洞調査などによる維持管理についてお伺い致します。
東京都の地域防災計画には「道路・橋梁の安全確保について、日常的な巡回点検に加え、路面下空洞調査などによる道路の維持管理の着実な実施」と記載されています。
これを受け、各区では、それぞれの防災計画に反映させています。例えば、大田区では「防災対策緊急プロジェクト」に道路ネットワークの確保について、区道の路面下空洞調査の実施と明記されています。また港区の「防災街づくり整備指針」、新宿区の「地域防災計画」にもそれぞれ記載されています。これらのことからも、この路面下空洞調査は、災害時の道路通行を確保する上でも非常に重要であると考えます。
本区においても防災計画に反映させる必要があると考えますが区長のご見解をお伺い致します。
昨年、福岡市の博多駅前で発生した大規模な陥没事故は、幸いにして通行人や車両に被害はありませんでしたが、発生時刻などによっては大きな被害があってもおかしくない状況でした。本区にとっても他人事ではないといえます。道路の陥没は大小こそあれ各地で多発しています。本区におきましても過去に区民センター前の白山通りで道路の陥没がありました。
いつどこで起こるかわからない道路の陥没の原因の一つに道路下埋設物の老朽化があります。特に老朽化した下水道管の破損による陥没事故が多く見受けられています。東京都の管轄ではありますが、本区の下水道管の法定耐用年数と更新の現状はどのようになっているのかお聞かせ下さい。
2016年度、国の補正予算には公明党の強い訴えにより耐震性のある水道管への更新支援などに400億円が計上されています。積極的に活用して点検・補修を推進していただきたいと思います。
わが会派が今まで提案してきました路面下空洞調査は道路改修前調査として行われていることから、土木部が常に区民の安全を考え取り組んでいることと敬意を表します。過去においてこの調査は区道の総距離約170キロメートルありますが、その内調査できた距離は何キロメートルでしょうか、そして、その調査の中で何か所の危険個所を発見しどの様な修繕をされているのか伺います。また、今後、陥没の原因によっては区の負担を削減するための協定等も検討すべきではないかと考えますが区長のご見解をお伺い致します。
答弁 |
区長 |
次に、災害対策としての路面下空洞調査に関するご質問にお答えします。 まず、「地域防災計画」への反映についてのお尋ねですが、 今後、「地域防災計画」の修正を行う際には、本区で実施している路面下空洞調査の内容を反映してまいります。 次に、下水道管についてのお尋ねですが、都下水道局の設計基準によると、下水道管の耐用年数は50年とされております。 同局では、下水道法に基づく5年に一回の管路内定期点検に加え、年に一回の地上巡視の結果に基づき、順次、計画的に下水道管の更新を行っていると聞いております。 次に、路面下空洞調査の状況等についてのお尋ねですが、 平成13年度から、複数回の調査を実施した路線を含め、これまで約60キロメートルについてレーダ探査車による調査を行っており、119か所で反応が確認されました。 反応の紅った場合には、カメラ調査や試掘を行い、空洞が発見された箇所については、埋設物の損傷等、空洞ができた原因に対処した上で、全て復旧しております。 今後とも、計画的に調査を実施し、道路の安全を確保してまいります。 なお、現在、水道や下水道などの各企業者と路面下空洞調査に関する覚書の締結に向けた調整を行っているところであり、より迅速な対応と費用の縮減に向け、取り組みを進めてまいります。 |
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