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質問
始めに、新型コロナウイルス感染症への対応についてお伺いいたします。
まん延する新型コロナウイルスの感染拡大を止める大きなカギを握るのはワクチン接種といわれています。
そして、ワクチン接種の今後の課題は何と言っても、ワクチンのスムーズな供給と若い世代への接種並びに理解促進であると思います。
新型コロナワクチンに関する情報発信サイト「こびナビ」代表の吉村健佑千葉大学病院特任教授によると、接種意欲が低い若い世代も身近な人が接種すると、小さなきっかけで行動を変える傾向があると言っております。そのきっかけの一つとして、20歳、30歳代の接種に自治体が特典を付ける動きも出ております。
東京都はスマートフォンのアプリに接種記録を登録し、ポイントやクーポンにつながる事業を行う予定です。
都議会公明党は7月に小池都知事に対して感染拡大防止の決め手となる若者へのワクチン接種について、特に若者が多く集まるエリアにおいて接種会場を確保し、早急に実施すること。その際、事前に予約をしていなくても、接種券さえあれば接種できるようにすること。さらには、若者には接種をためらう傾向があることを踏まえ、SNSなどを積極的に活用し正しい知識の普及啓発を図るよう要望しました。
この要望を受けて東京都では、若者へのワクチン接種を促進するため、8月下旬より、若者専用の接種会場をJR渋谷駅に近い勤労福祉会館に設置し接種券と本人確認書類があれば、事前予約なしで接種を受けられことになりました。
また、東京に通勤・通学する若者も接種を受けられます。
今後、本区としても新型コロナ感染の急拡大が予想される、若者へのワクチン接種促進並びに普及啓発への取り組みが重要であると思いますが、その取り組みについてお伺いいたします。
また、外出が困難な高齢者やまだ接種していない高齢者等に対してもきめ細かな対応が必要と思いますが、今後どのような支援をお考えなのかお伺いいたします。
ワクチン接種を希望する区民の方々が、とくに若者が一日も早く接種ができるように切に願うとともに東京ドームや日本サッカー協会を接種会場にするなど、区民の方々から好評を博していますが、今後も幅広い年代の方々が接種できるように接種会場の拡充に期待するものです。
また、感染者の自宅療養が急増しています。自宅療養者の把握と健康観察の強化が急務と思いますが、その取り組みについてお伺いいたします。
答弁 |
区長 |
最初に、新型コロナウイルス感染症への対応に関するご質問にお答えします。 まず、若い世代へのワクチン接種の促進についてのお尋ねですが、 区では、東京ドームにおける、新宿区及び港区との3区合同ワクチン接種事業や、日本サッカー協会ビルでの集団接種など、若い世代に訴求力のある会場で接種を実施しております。 さらに、12歳から18歳までの区民を対象とした接種会場を確保し、明日から、予約を開始いたします。 若い世代が、ワクチン接種の有効性と感染した場合のリスクを総合的に判断できるよう、区ホームページやSNSで正しい情報を発信することにより、引き続き、若い世代の接種勧奨や普及啓発に取り組んでまいります。 次に、高齢者へのワクチン接種の支援についてのお尋ねですが、 接種を希望するにも関わらず、様々な理由で未接種となっている高齢者への支援については、その必要性を十分に認識しているところです。 そのため、未接種の高齢者すべてに通知文を送付し、同封ハガキで未接種の要因を把握して支援を行う取り組みを開始いたしました。 さらに、高齢者あんしん相談センター職員の戸別訪問や、ケアマネジャーからの情報提供等も通じて、支援が必要な高齢者の把握に努め、民生委員・児童委員、社会福祉協議会等と連携しながら、きめ細かな支援を行ってまいります。 次に、接種会場の拡充についてのお尋ねですが、 既存の集団接種及び個別接種に加え、企業等の職域接種に区民枠を設定するなど、ワクチンの確保や接種体制の強化を図っております。 さらに、本区では、これまでファイザー社製のワクチンを使用しておりましたが、モデルナ社製のワクチンを使用する接種会場の開設準備を進めており、明日から、予約を開始いたします。 ワクチンの確保や接種機会の拡充により、区でのワクチン接種を希望する方が、速やかに接種を受けられるよう、引き続き、様々な手法を検討してまいります。 次に、自宅療養者の把握と健康観察についてのお尋ねですが、 入院や宿泊療養を待つ自宅待機者及び自宅療養者の方には、パルスオキシメーターを貸与し、保健師等による電話連絡と、国の患者把握・管理支援システムを活用した健康観察を毎日実施しております。 医師の診察を要する場合には、オンライン診療のほか、必要に応じ、医師会や都が委託する医療機関と訪問診療の調整を行い、対応しているところです。 また、体調の悪化が認められた場合には、酸素濃縮器も活用しながら、都や医師会と連携し、受診や入院の調整等を行っております。 なお、一部の軽症者には、都の自宅療養者フォローアップセンターで、健康観察を行っております。 |
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