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議会報告 

令和4年9月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
宮本 伸一

QQ 質問

新型コロナウイルス感染症対策について

 はじめに、新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いいたします。

 2020年1月に日本で初めてとなる新型コロナウイルス感染症の確認が報告され、はや2年半が経過しました。そして今、第7波が猛威を振るい、8月時点での感染者数は全国で1600万人を超え、文京区におきましても4万人を超え、5人に1人が感染するという事態になりました。

 ワクチン接種の効果もあり重症化する感染者は少ないとはいえ、感染症のパンデミックから区民の命と健康を守るために何点かお伺いいたします。

 ワクチン接種につきましては、体制を強化して頂き、希望者はスムーズに予約ができ、接種も順調に進められていることに敬意を表します。

 一方で、若年層の3回目の接種がなかなか進まないようですが、その要因と取り組みについてお伺いいたします。

 また、ホームページに掲載されている個別接種の指定医療機関で、もうワクチン接種をしていない医療機関があると耳にしますが、集団接種と個別接種の在り方についてお伺いいたします。

 次に自宅療養者への支援についてお伺いいたします。

 陽性者で重症化リスクの低い方、又は軽傷・無症状の方は、自宅療養になるわけですが、これだけ新規感染者が急増するとその取り組みは急務です。

 特に、高齢者や一人暮らしの方は、体調の変化や食料品の確保、生活の不安を抱えての自宅療養を余儀なくされ、私たちのところにも多くの相談があります。

 自宅療養者への支援を更に力を入れるべきと思いますがその取り組みについてお伺いいたします。
また、3密の回避、屋内でのマスクの着用、手洗いなどの基本的な予防策の徹底をするとともに、自分がいつ感染しても対処できるように、災害時ではないですが、事前の備えも大切かと思われます。その取り組みについてお伺いいたします。

 最後に、医療の最前線で、日々奮闘していただいている皆様、そして多くのエッセンシャルワーカーの皆様のご尽力に心から敬意を表しますとともに、深く感謝申し上げます。

AA 答弁

区長  最初に、新型コロナウイルス感染症対策に関するご質問にお答えします。

 まず、若年層へのワクチン3回目接種についてのお尋ねですが、

 若年層の接種率は、シニア世代と比べ、低い傾向にあり、その要因として、ワクチンの有効性や安全性、副反応等への懸念が影響していると考えられます。
 そのため、区では、区内大学への若年層向けのポスター掲示や、3回目未接種者への接種勧奨はがきの送付など、ワクチンの有効性等の積極的な周知に努めてまいりました。
 今後とも、ホームページやSNS等により正しい情報を発信し、若年層への3回目接種の更なる促進を図ってまいります。

 次に、集団接種と個別接種のあり方についてのお尋ねですが、

 集団接種は、多くの方へ、効率的にワクチン接種ができること、また、個別接種は、身近な医療機関で、かかりつけ医による接種ができることなど、それぞれに利点があると考えております。
 今後も、区が会場を設置する集団接種と、区内指定医療機関による個別接種を組み合わせ、効率的で利便性の高い接種機会の提供に努めてまいります。

 次に、自宅療養者への支援についてのお尋ねですが、

 現在、陽性者のうち、無症状や軽症で重症化リスクの少ない方については、ご自宅での療養をお願いしております。
 急増する自宅療養者に対しては、システムを活用した健康観察を実施しており、体調の変化を把握した場合には、医師会や薬剤師会等と連携し、往診や訪問看護等必要な支援を行っております。
 また、体調に不安がある方や、食料品やパルスオキシメーターの配付を希望される方には、都の相談窓口をご案内しております。
 併せて、区内の協力店が食品や生活必需品等の宅配を行う「文京ソコヂカラおたすけ便」により、地域の協力体制による生活支援も推進しております。
 今後とも関係機関と連携し、適切な対応を行ってまいります。

 次に、事前の備えについてのお尋ねですが、

 陽性者となった場合に備え、食料や生活用品等をご自身でも備蓄していただくことは、重要であると考えております。
 現在、ホームページにおいて、区民の皆様へ、基本的な感染症対策の徹底をお願いするとともに、体調が悪い時でも食べられるものや、備えておくべき日用品等の事例を紹介しております。
 引き続き、感染症対策や事前の備えについて、わかりやすい周知に取り組んでまいります。
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