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議会報告 

令和4年9月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
宮本 伸一

QQ 質問

物価高対策について

 次に、物価高対策についてお伺いします。

 区ではこれまで、地方創生臨時交付金を活用しながら、物価高の影響を受ける区民の皆様、事業者の皆様への支援策をスピード感を持って実施、展開してきたこと高く評価します。

 区民の皆様から評価の声が私たち区議団にも届いていますが、これまでの取り組みをどう評価され、今後はどのように展開をしていかれるのか、今後もニーズを捉えて躊躇なく支援策を実施して頂きたい。区の見解をお伺いします。

 また、区の公共事業を請け負って頂いている区内事業者からは資材等の高騰が続いており、契約時の締結価格では利益が確保できないという状況にもなりつつあるとお声がありました。こうした場合、区ではどのようにして適切な対応をしていくのか伺います。

 現在、国では中小企業支援の一環として取引先への価格転換や取引適正化に向けた取り組みを強化していますので、区の公共事業においても、区内中小企業の事業者が請け負う事業については適切な対応が必要と考えます。区の見解をお伺いします。

AA 答弁

区長  次に、物価高騰への対応に関するご質問にお答えします。

 まず、これまでの取り組みについてのお尋ねですが、

 区では、原油価格・物価高騰への対応として、区立小・中学校、保育園等の給食食材費の補助や、介護保険サービス事業者及び障害福祉サービス等事業者に対する、食材費や光熱費等の高騰に伴う支援を行っております。安全安心かつ栄養価が確保された給食の維持や、各施設における物価高騰等による利用者負担額の増を回避する一助にもなると捉えております。
 また、区内店舗の原材料費等購入経費の補助事業等も開始しており、区内経済の活性化等に寄与するものと考えております。
 なお、食費や教育費等、家計における支出の割合が特に大きいと考えられる、全ての子育て世帯に対して、子ども応援臨時支援金を給付してまいります。
 引き続き、区民や事業者のニーズを踏まえながら、必要な支援策を展開してまいります。

 次に、工事契約における資材高騰への対応等についてのお尋ねですが、

 区が発注する工事契約の約款においては、物価水準や主要な工事材料の著しい変動が生じ、契約金額が不適当となったときは、受注者は契約金額の変更の請求ができると定めております。
 そのため、受注者から契約約款に基づく請求があった場合には、丁寧に状況を聞き取り、契約変更など、個々の契約内容に即した、適切な対応を行ってまいります。
 また、区の公共事業に係る発注にあたっては、物価高騰等の現下の社会情勢を考慮した予定価格を設定するなど、引き続き契約の適正化を図ってまいります。
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