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議会報告 

令和5年6月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
岡崎 よしあき

QQ 質問

成澤区政5期目の区政運営について

 始めに成澤区政5期目の区政運営についてお伺いいたします。
 成澤区長は、先の所信表明において、これまで「文の京」の未来を担う宝物である子どもたちと地域を守り育ててくれた功労者である高齢者の皆さん、大切な2つの世代に向けて「子どもたちと高齢者への応援歌」を掲げ、全ての世代を支える施策の充実に取り組んできたところであり、これからも変わらず掲げていく旨の表明をされました。この方針は我が会派としても同じ方向性であり、認識を共有するものです。
 そこで、今後見込まれる人口の増加に対応するためにどのような課題があるとお考えなのか、又、どのように課題解決に向けて取り組んでいかれるのかお伺いいたします。
 その一つには最終年度を迎える「文の京」総合戦略の着実な推進であり、令和6年度から始まる次の総合戦略が大変重要になるかと思われますが、どのように改定をされていくのかお伺いいたします。
 また、官民の協働によるそれぞれの強みを生かした事業を展開し、区政課題の解決に努めるとありますが、具体的にどのように進めていかれるのかお伺いいたします。

AA 答弁

区長  最初に、区政運営に関するご質問にお答えします。

 まず、人口の増加への対応と「文の京」総合戦略の改定についてのお尋ねですが、

 「文の京」総合戦略の改定に向けた人口推計では、本区の人口は、今後15年、増加傾向が続くと見込んでおります。増加のピークは、前回の推計とほぼ変わっておらず、生産年齢人口は10年後の令和15年まで、年少人口は20年後の25年まで増加が続き、その後は減少に転じる一方、老年人口は増加が続くことから、少子高齢化が進むと考えております。
 こうしたことから、引き続き、社会保障関係経費のさらなる増加への対応、子育て支援施策の充実、学校施設や区民施設の改築、改修の着実な遂行が求められるとともに、特に、老年人口の増加が続くことから、高齢者福祉施策のさらなる推進が必要と考えております。
 本年度改定する「文の京」総合戦略においては、将来人口推計や本区を取り巻く社会状況の変化等を改めて分析し、主要課題と行財政運営について見直しを行ってまいります。
 引き続き、迅速かつ柔軟に区政課題を解決していくことが不可欠であることから、解決すべき課題を的確に捉え、将来に渡って持続可能で豊かな地域社会を構築し、すべての区民の皆様に「住んでいてよかった」「これからも住み続けたい」と実感いただけるよう、全力で取り組んでまいります。

 次に、官民協働についてのお尋ねですが、

 多様化、複雑化する社会状況の中、地域課題の解決に向け、大学や民間企業等、多様な主体と協働することの重要性は、より高まっているものと認識しております。
 これまでも、東京大学高齢社会総合研究機構との「文の京フレイル予防プロジェクト」の実施や、「文京共創フィールドプロジェクト」におけるスタートアップ企業等の先進的・画期的な技術の活用など、様々な機関との協働により、行政だけでは解決できない課題の解決に向けた施策を進めてまいりました。
 今後とも、様々な機関等との対話を通じ、相互理解を深め信頼関係を築きながら、それぞれの強みを生かして、地域課題の解決に取り組んでまいります。
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