お問い合わせ・ご相談は
03-5803-131803-5803-1318
質問
次に物流の「2024年問題」についてお伺いいたします。
働き方改革を目的とした改正労働基準法の施行により、2024年4月から、トラック運転手に時間外労働の上限規制が適用されるため、運転手が働ける時間が短くなり、荷物の輸送能力が急低下する恐れがあるため、宅配だけでなく、製造から小売りを結ぶ物流網の維持が危ぶまれており、暮らしや経済への影響を避けるための対策が急務です。これが「物流の2024年問題」です。何も対策を講じなければ、輸送能力が24年度には14%、30年度には34%不足すると政府は推計しております。先日、文京区のトラック協会の方と懇談した際、特に災害時の輸送への確保など今後トラック協会が抱えている区内の課題などを含め、効率的な輸送へ官民挙げて対策を講じていかなければならないと思いました。本区としてどのような対策を考えているのかお伺いいたします。
答弁 |
区長 |
物流の「2024年問題」に関するご質問にお答えします。 まず、物流の輸送能力が不足することについてのお尋ねですが、 運送業等における時間外労働の上限規制の適用については、暮らしや経済への影響が大きいことから、重要な課題であると認識しております。 区では、昨年度に東京商工会議所文京支部との共催により、労働時間管理・業務改善に関するセミナーを実施するなど、事業者への周知啓発に努めております。 引き続き、中央労働基準監督署等の関係機関と連携し、働き方改革関連法への対応や関連する助成金等について周知することにより、各事業者の生産性向上と労働環境の整備を支援してまいります。 次に、法改正に伴う災害時の輸送能力についてのお尋ねですが、 区では、東京都トラック協会文京支部との協定により、災害時の輸送手段の確保や、物資集積拠点への物流コーディネーターの派遣など、協力体制を構築しております。 法改正を見据え、今後、災害時の輸送能力に与える影響について、トラック協会と協議してまいります。 |
---|