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質問
次に、高齢者の健康寿命といきがいづくり、就労支援について伺います。
現在、平均寿命は、おおよそ男性が80歳女性が86歳です。しかし健康寿命、つまり健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間と、平均寿命の差は、男性で約9年、女性で約13年の差があります。この差をできるだけ無くし、健康でいきいきとした生活を送りたいものです。その意味で、リタイア後も、知識や技能を活かす場と機会を得て仕事やボランティアに打ち込んだり、趣味のサークルに参加したり、楽しみや生きがいを持つシニアは年齢以上にいきいきと暮らしている方が多いようです。
今回、ダイレクトメールで対象者に発送したミドルシニアのための生きがい探し「セカンドステージ・サポート・ナビ」を読まれた方から、「縦割り行政と揶揄される中、よくぞ、横串を刺し一元的にまとめた素晴らしい一冊ですね!」と高く評価していただきました。ただ一点要望されていたのは、中高年にとって読みやすいよう、文字をできるだけ減らし、イメージが膨らむよう、写真やイラストをふんだんに使って、さらに見やすくしてほしい、とのこと。
中高年の立場に立ってより良い冊子にしていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
また、元気高齢者が、認知症サポーター養成講座や子育て認定制度などを受講し、地域貢献、社会貢献デビューの準備をしていますが、受け皿が足りなかったように思います。今回の重点施策に挙げられた「介護施設お助け隊」は、公明党が推進したシルバーお助け隊の介護版として、まずはインターンから始まり、慣れた方にはお仕事として従事していただくという、期待の大きい事業です。
今後、保育施設お助け隊、学校施設お助け隊等、必要な施設とやる気のある元気高齢者のマッチングができたらいいのではないかと思いますが、区の見解を伺います。
また今年4月から、ハローワークも「生涯現役支援窓口」を設け、再就職などを目指す55歳以上の方を対象に、様々なサービスをスタートさせ、特に65歳以上の就労を重点的に支援し、雇用拡大につなげたいとしていますが、本区におきましても、シルバー人材センターをより機能強化し、ニーズにあった就労にマッチングしていただきたいと思いますが、区の見解を伺います。
答弁 |
区長 |
次に、高齢者の生きがいづくり等に関するご質問にお答えします。 まず、「セカンドステージ・サポート・ナビ」についてのお尋ねですが、 ミドルシニアの意欲を地域社会活動と結び付けるため、多くの方の手元に届くよう、本年度からはダイレクトメールで発送しております。今後の年度改訂では、ご提案のとおり、更に魅力のある冊子となるよう、読みやすい工夫を凝らしてまいります。 次に、「介護施設お助け隊」についてのお尋ねですが、 様々な経歴を持つ元気高齢者が、介護施設の求めるスキルを身に付けるため、事前に3週間程度の現場実習を必須としておりますが、これにはインターンを受け入れる施設側の理解と協力が欠かせません。このため、介護施設の運営主体である社会福祉法人の協力を得て、本事業を軌道に乗せていくことが重要であります。その後、この成果を基に、保育など他の分野の新規開拓を進めてまいりたいと考えております。 次に、シルバー人材センターの機能強化についてのお尋ねですが、 シルバー人材センターに寄せられている問合せの状況から、事務職への就労ニーズが潜在的に想定されますが、現行の請負業務では当該ニーズに対応できないため、労働者派遣事業の活用を検討しているところです。 一方、受注においては、育児や介護分野でのニーズが高まっておりますので、この機会を捉え、当該サービスを提供できる会員の育成や新規会員の獲得により、業務の拡大につなげてまいりたいと考えております。 今後とも、シルバー人材センターにおいて多様なニーズとのマッチングが図れるよう引き続き支援をしてまいります。 |
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