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質問
次に、子どもの権利条約について、伺います。
今年は、子どもの人権を国際的に保障する「子どもの権利条約」が国連で採択されて30年、日本が条約を批准して25年になります。かつては「守られるべき存在」としてのみ見られていた子どもを、大人と同様に「人権があり、尊重されるべき一人の人間」と捉えた条約は「子どもの見方」を一変させた画期的なものです。現在、196カ国・地域が条約を批准しています。
この節目となる本年、「子どもは大切な一人の人間」である、という、本質的な価値を、大人とそして当事者である、子どもたちと一緒に確認する機会を、作っていただきたいと考えますが、本区のお考えをお聞かせください。
具体的には、啓発をしていくために、広報活動を展開して頂きたいと思います。例えば、母子手帳への記載や母子バックへ啓発チラシを同封する、ユニセフや国連と協力してパネル展示を行うなどです。
長年取り組んでいる弁護士の大谷氏は、「条約や法律は大切ですが、それだけで、子どもの権利が守られるわけではありません。子どもも大人も条約の精神を理解して、一人一人の日々の生活の中に生かしていくことが大切です。児童虐待、いじめなど、子どもに関する全ての問題への取り組みの中心に「子どもの権利条約」をしっかり位置付けること、「子どもには人権がある」ということを基本にしていくことが大事だと思っています。」と語っています。
区長の所信表明の中にも明記している、SDGsに通じる、子どもの権利を守る取り組みを文京区らしく展開していただきたいと思います。区の見解を伺います。
答弁 |
区長 |
次に、子どもの人権を守る取り組みについてのご質問にお答えします。 子どもの人権については、これまで人権週間や、カラーリボンフェスタ等のイベントを開催するほか、いじめや児童虐待に関するパンフレットの配布等、様々な啓発をしてまいりました。 本年度は、親子で人権について考える機会として、人権をテーマにしたコンサートを実施する予定であり、引き続き、効果的な啓発に取り組んでまいります。 また、子どもの人権侵害が大きな社会問題となる中、教育施設等、本区の地域資源を活用し、子どもと家庭を支援する関連機関のネットワークを構築することで、児童虐待の未然防止と迅速な対応に努めるなど、全ての子どもの健やかな成長につなげてまいります。 |
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