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質問
次にSNSを活用した育児相談と、子供の安全について、お伺いします。
子育て世代のお父さんお母さんより頂いた声の中で、育児で悩んだ時、いつでも、どこにいても、気軽に相談したい、情報が欲しい、そんな声を多く頂きました。
例えば、子育て世代が利用しているLINEなどのSNSを活用できたら便利だ、ぜひ実施して欲しいといったニーズが非常に高いです。そんな声を実現している自治体が、渋谷区のLINEを活用したOne to Oneの子育て支援サービスです。配信する主な情報は、子どもの予防接種や健診に関する情報、子育てひろばや保育園など保育サービスに関する情報等、妊婦・出産・子育て等、利用者の状況に応じて様々な情報を配信しています。
さらには、子育て以外の分野、例えばゴミ、防災など、拡大し進化しています。何より、公式アカウントは、AIを活用した24時間自動応答システムになっており、こちらが質問を送ると自動で回答が返ってきます。区役所に電話したり、インターネットで検索しなければわからなかった情報もすぐに知ることができるため、子どもが熱を出した時など、緊急時などにも役立つそうです。ぜひ、本区においても、こういったサービスを始めて頂きたいと考えますが、見解を伺います。
また、渋谷区の場合、所管課は、政策経営課であります。子育て情報のみならず、それ以外の分野、例えば、防災や環境など複数の所管課を包括していくことを見据えるならば、本区で言えば、企画政策部など区の全体感に立って取り組む部署で、ぜひ検討して頂きたいと考えますが、区の見解を伺います。
現代の子育て環境は、晩婚化や親の高齢化、核家族で相談できる親族がいないといった状況は、変わっていません。一方で、医療的ケアが必要な児童を含む障害児を抱えるご家庭は増えており、一層安心して子育てしていただけるよう、ご家庭にいながらにして、相談できる体制作りは、喫緊の課題と考えます。この点についても本区の見解をお伺いしたいと思います。
そして、子供の安全についてです。先月、滋賀県大津市において、散歩中の保育園児の列に車両が突っ込み、園児が亡くなるという痛ましい事故がありました。近年、何も落ち度のない子ども達が巻き込まれる事件事故も後をたちません。
本区において、保育所の待機児童解消に向けて、私立認可保育園がここ数年大幅に増設されましたが、保育園児の道路上の安全対策を再度検証する必要があるのではないかと思いますがご見解をお伺いいたします。
又、防犯という観点から小学生に防犯ブザーを貸与していますが、現在、機能が向上しGPS機能のついている防犯ブザーも出回っています。
GPS機能がついていれば、万が一のときに、現在地を確認できるため、すぐに駆けつけられるのはもちろんこと、通報をするときも正確に場所を伝えられていっそう安心感が与えられます。又、抑止力にもつながるのではないでしょうか。
そこで、今後の防犯ブザーの貸与については、GPS機能のついた防犯ブザーにしてはいかがでしょうか。ご見解をお伺いいたします。
答弁 |
区長 |
次に、SNSの活用と子どもの安全に関するご質問にお答えします。 まず、SNSによる情報発信等についてのお尋ねですが、スマートフォンやタブレット端末といった情報機器の普及・発展が著しい中、SNSやアプリケーションを活用することは、区民サービスの利便性向上において、重要な手段の一つであると認識しております。 本区においても、SNS上でAIを活用したゴミ分別アプリの運用を開始する等、分野ごとに専門性の高い情報の発信に努めております。 今後も、多様化する区民ニーズや、新技術の開発等による社会の変化を見極めながら、効果的な情報発信の手法や体制について、引き続き、研究してまいります。 次に、家庭にいながら相談できる体制についてのお尋ねですが、議員ご指摘のとおり、様々な事情により相談につながりにくい家庭は増加しており、これまで以上に、個別の事情に寄り添った相談体制の構築が必要と考えております。 個々の状況に応じた適切な支援に向け、SNSの活用やアウトリーチの手法など、具体的な相談体制について、組織横断的に検討してまいります。 次に、保育園児の道路上の安全対策についてのお尋ねですが、区では、他県において発生した、痛ましい保育園児の交通事故を受け、庁内で連携し、園児の移動経路における安全の確保について検討を進めているところです。今後は警察署等と協力しながら具体的な取り組みを進めてまいります。 |
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答弁 |
教育長 |
教育に関するご質問にお答えします。 はじめに、教育委員会が給付している防犯ブザーをGPS機能付きにしてはどうかとのご提案ですが、本区では児童に対する安全対策として、毎年、新1年生を対象に防犯ブザーを給付しており、保護者からも好評を頂いております。 現在、子どもの安全対策に関するサービスや機器は様々なものがありますので、費用対効果等を含め検討してまいります。 |