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議会報告 

令和3年6月定例議会一般質問

公明党文京区議団
代表質問　
宮本 伸一

QQ 質問

新型コロナウイルスワクチン接種について

　はじめに、新型コロナウイルスワクチン接種についてお伺いいたします。

　4月30日から始まった65歳以上の方を対象にしたワクチン接種の予約は、5月末終了予定と示されています。すでに各集団接種会場では接種が行われており、今のところ順調に実施されていると伺っております。

　はじめに、高齢者の接種終了は、当初7月末としていましたが、予定通り実施できるか、見通しを伺います。

　予約につきましては、区民の関心の高さも相まって、予約当日は想定以上の混雑と混乱をきたしました。

　公明党区議団にも、予約１回目、2回目と、電話やネットがつながらない。ネット予約の方法がわからない。など問い合わせや苦情が殺到しました。

　その中で、シルバーお助け隊にスマホお助け隊を要望し、出動していただけたこと、また、ネット予約代行を要望し、9箇所の地域活動センターで予約代行支援事業を立ち上げてくださったことは大変評価しています。事業の成果をお聞かせください。

　ともあれ、今まで経験をしたことのない短期間での区民全員を対象とするワクチン接種の予約で、担当課の皆様のご尽力に感謝申し上げるところではありますが、今後は基礎疾患をお持ちの方、介護従事者の方、60歳〜64歳の方の方、そして一般接種へと続く予定です。

　対象者が大きく増える一般接種予約については、円滑に予約を受け付けるため、どのような方法で実施していくのか改善策と合わせて伺います。

　具体的には、年代別に予約を取った方が良い、また障害者の方や介護をされている同居家族の方を優先してほしいと言う声もあります。

　また寝たきりの方など、接種会場に行けない方の予約と接種方法について、危惧する声もうかがっています。区はどのように対応されていくのかお伺いいたします。

　接種が非常に円滑に進んでいるイギリスのやり方は、順番が回ってきたら連絡が来て予約をすると言う流れで今のところ混乱はないとのことです。成功事例に習って、今後の実施方法を構築していただきたいです。

　一般接種になり、より多くの方々に短期間で接種をするためには、大規模な会場が必要と思います。

　そこで、夏休み期間中だけでも区立小・中学校の体育館を使用するのはいかがでしょうか。ある集団接種会場で接種をした医師が「接種される方が移動するのではなく、医師が移動して接種するほうが効率的だ」と言われていました。問診や副反応等の課題もありますが、有効な方法と考えます。

　ワクチン接種にかかわる皆さまのご尽力に心より敬意を表します。区民の皆様が安心して、円滑に接種ができるように迅速で正確な情報提供と丁寧な対応をされるようお願い申し上げます。

AA 答弁

 区長 　最初に、新型コロナウイルスワクチンの接種に関するご質問にお答えします。

　まずは、この度のワクチン接種予約において、予約が取りづらい事態が生じ、区民の皆様にご迷惑をお掛けしたことについては誠に申し訳なく、心からお詫び申し上げます。
　また、議員各位におかれては、区民からの問い合わせへの対応、予約支援等のご協力をいただいたことに御礼申し上げます。区民の皆様からのご意見を真摯に受け止め、ワクチン接種が適切に行われるよう、更に力を尽くしてまいります。

　まず、高齢者への接種の見通しについてのお尋ねですが、

　２回目の接種を８月に設定している予約枠もありますが、10か所12施設で実施する集団接種と、今月から開始する個別接種により、約４万６千人の高齢者のおおよそが、７月末に終了するものと見込んでおります。
　
　次に、予約代行支援についてのお尋ねですが、

　ワクチン接種の予約に際し、身近にインターネット予約を支援する方がいないなど、対応に困っていた高齢者を支援するため、シルバーお助け隊事業や、地域活動センターにおいて、ワクチン接種の予約代行支援を行ったところです。
　５月末時点で、シルバーお助け隊事業においては、パソコンやスマートフォンをお持ちの６人の方に、地域活動センターにおいては、640人の方に支援を行い、利用した多くの方から、感謝の言葉をいただいております。
　今後とも、区民ニーズを的確に把握し、ワクチン接種に関する手続きが円滑に進むよう、努めてまいります。

　次に、接種における今後の対応等についてのお尋ねですが、
　64歳以下のワクチン接種においても、効率的に多くの方が接種できる集団接種と、身近な医療機関による個別接種との組み合わせでの実施を検討しており、効率的かつ最適な予約方法の実現に向け、体制強化を図り、準備を進めているところです。
　基礎疾患等を有する方や、高齢者施設等に従事する方については、今月１日から優先接種の申し込みの受付を開始しており、接種券は、中旬から順次発送する予定です。60歳から64歳の方の接種券も、今月中旬から発送いたします。
　また、全ての区民が接種を受けやすいよう、土日や夜間の接種が可能な会場確保に努めるとともに、国における、勤務先での接種となる職域接種や大学施設等の活用等の検討状況を踏まえ、区民が確実に予約できるよう、高齢者の接種状況を確認しながら、接種券の送付時期や接種体制、予約の方法を決定し、適切に周知してまいります。
　さらに、在宅医療等を受けている高齢者等については、本人や家族がかかりつけ医と相談の上、自宅で訪問接種を受けることが望ましいと考えております。
　高齢者への接種については、５月28日から受付を開始した個別接種の仮予約において、自宅での接種を希望する高齢者の意向を把握しているところであり、今後、医師会等関係機関と連携しながら、接種の体制を構築してまいります。
　なお、夏季限定での区立小・中学校の体育館を使用した集団接種会場の開設については、従事する医療スタッフの確保やワクチンの供給状況等を踏まえ、その可能性を研究してまいります。
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