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議会報告 

令和3年6月定例議会一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
宮本 伸一

QQ 質問

アトピー性皮膚炎治療への支援について

 最後に、アトピー性皮膚炎治療への支援について、お伺いします。

 アトピー性皮膚炎は、ステロイド外用薬等の使用、適切なスキンケアを基本として、医師の診断に基づいて治療が行われています。

 私にご相談をくださったご婦人の娘さんは、これまで長年にわたり治療に取り組まれてきましたが、重症化した際の症状はひどく、朝まで眠れないこともあると言われていました。

 その方が2019年ごろ、医師より処方された生物学的製剤である「デュピクセント」という治療薬は、ご本人の重症化を大きく改善することができ、大変に助かったと言われていました。

 しかしながら、初回は保健適用後の金額で52800円かかりました。2回目以降は約2万円かかります。この治療を月に2回受けるので、月に4万円以上かかります。

 高額医療費制度の適用があっても、月々の負担は大きく、場合によっては治療をあきらめることもあります。また、生活費のさらに苦しい方は、デュピクセントでの治療を受けたいが、受けられないという方もいらっしゃいます。

 こうしたアトピー性皮膚炎をかかえられ、症状が重症化した時、デュピクセントの治療を受けたくとも受けられないことがある方に支援が必要と考えます。

 区において実態を掌握し、支援の検討をするべきと考えます、区の見解をお伺いします。

 以上で質問を終わります。ご清聴まことに有難うございました。

AA 答弁

区長  最後に、アトピー性皮膚炎の治療への支援についてのご質問にお答えします。

 平成29年3月に区が行った「健康に関するニーズ調査」においては、病院等へ通院していると答えた45.1%の方のうち、アトピー性皮膚炎を含めたアレルギー疾患の方は9.6%でした。
 重症化したアトピー性皮膚炎の治療費については高額となることも認識しており、デュピクセントでの治療への支援については、高額療養費制度の対象となっていることも踏まえ、今後、研究してまいります。
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