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議会報告 

令和5年2月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問　
松丸 まさし

QQ 質問

ウィズコロナと中小企業支援について

次に、ウィズコロナと中小企業支援についてお伺いいたします。
　新型コロナウイルス感染症の長期化や物価高騰の影響により、中小企業・小規模事業者は、いまだ厳しい経営環境に置かれていることは言うまでもありません。
　十一月定例議会での我が会派の一般質問におきましても、区内飲食店の窮状を紹介しましたが、二〇二二年度第二次補正予算で創設されたコロナ借換保証が一月十日から始まりました。
　民間金融機関による実質無利子・無担保のゼロゼロ融資の返済開始が今年七月から本格化するのを見据え、新たな制度として、ゼロゼロ融資から返済期間がより長い融資に借り換えるのを政府が実質保証し、事業主の負担を軽くするものです。
　このコロナ借換保証を広く事業者に周知を図れるよう望むものですが、その取組についてお伺いをいたします。
　また、来年度の重点施策のレベルアップ事業として、区内中小企業を支援するために、設備投資や経営相談に関わる経費を補助するとともに、消費者還元サービスに取り組む区内商店に対して、サービスに関わる費用、原材料等の購入費等の補助を行いますが、今年度以上の効果を期待するものです。
　どのようなスキームで、どのような効果が新たに生み出されるとお考えなのか、お伺いをいたします。
　今、経済再生への取組として、生産性の向上と人への投資がよく言われておりますが、それとともに、働き手のウェルビーイングが注目をされております。
　ウェルビーイングとは、肉体的、身体的、社会的全てにおいて満たされた状態を言いますが、労働者の仕事のやりがい、満足度、幸福度やワークエンゲージメントを向上させることが、企業の向上につながるとも言われております。
　その働き手のウェルビーイングを向上させるための取組を、本区として考えてはいかがでしょうか。御見解をお伺いいたします。

AA 答弁

 区長 次に、中小企業支援に関する御質問にお答えします。
　まず、コロナ借換保証の事業者への周知についてのお尋ねですが、民間ゼロゼロ融資等の返済負担軽減や新たな資金需要にも対応するコロナ借換保証については、金融機関や保証協会などの関連機関と連携し、本区が実施している特別融資と併せて周知することにより、事業者それぞれの状況に応じた制度の利用促進を図ってまいります。
　次に、区内中小企業支援に関する重点施策についてのお尋ねですが、区では、生産性向上や省エネルギーにつながる区内中小企業の設備投資に係る経費を補助しており、来年度は、事業名を、現下の経済変動に対応するための設備投資支援補助事業として、補助率を三分の二から四分の三に引き上げ、補助件数を四十件から二百件に拡充いたします。
　本事業の実施により、ランニングコストや環境負荷低減の取組を支援し、競争力の強化を図ってまいります。
　また、経営相談支援補助事業について、先月より追加した、電力・ガス・燃料等経費に対する補助を来年度も継続し、中長期的な企業力の強化を支援してまいります。
　さらに、値引きやおまけなど、区内商店が取り組む消費者還元サービスに係る経費と原材料費等を補助する、文京ソコヂカラがんばるお店応援キャンペーンについて、来年度は、原材料費等に係る補助上限を十万円から十五万円に引き上げ、価格高騰の影響を受ける商店への支援を強化し、商店街の活性化を図ってまいります。
　次に、働き手のウェルビーイングについてのお尋ねですが、企業における従業員のウェルビーイングの実現は、企業力向上の観点においても大変重要であると認識しております。
　区では、誰もが働きやすい魅力ある職場づくりへの支援の一つとして、長時間労働の削減やワーク・ライフ・バランスの推進等をテーマとした働き方改革セミナーを、東京労働局との共催により実施しております。
　ウェルビーイングの実現には、企業における継続的な取組が有効と考えられることから、セミナーの実施に加え、中小企業支援員等による周知啓発に努めてまいります。
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