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質問
次に、高齢者への住宅支援と、白山四丁目最高裁宿舎跡地の活用についてお伺いいたします。
文京区内の賃貸住宅に暮らす低所得者の中でも、特に高齢者の方で年金生活者が負担する家賃の占める割合は、とても大変なものがあります。
昨年三月に発行した、都市計画部住環境課の「文京区の住宅政策の歩み」の中で、家賃と収入の項目では、借家に居住する一か月当たりの家賃について、十万円から十五万円未満が二二・九%で最も高く、次に、八万円から十万円未満と六万円から八万円未満が共に二一・七%となっております。
二十年間の借家に居住する一か月当たりの平均家賃を見ると、本区は、特別区部より平均約一万四千円高くなっております。
平成三十年の借家に居住する一か月当たりの本区における平均家賃は、十万円を超えている状況です。
この状況からも分かるように、特に高齢者の方で年金生活者の方が文京区において住み続けることは、とても大変です。
住み慣れた文京区でこれからも住み続けられる文京区にするためにも、特に区内の賃貸住宅に暮らす低所得の高齢者のみ世帯への支援は重要と考えます。
家賃に応じた一定程度の支援制度を考えてはどうか、お伺いをいたします。
さらに、白山四丁目最高裁宿舎跡地の活用についてでありますが、現在、国の所有で建物の解体工事が終了し、令和五年度には埋蔵文化財の調査に入る予定と報告がありましたが、今後の活用についてお伺いいたします。
特に、住宅地ということもあり、限られた施設になるかと思われますが、白山地域の実情を考えれば、高齢者向けの福祉施設が必要ではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。
答弁 |
区長 |
次に、高齢者への住宅支援等に関する御質問にお答えします。 まず、賃貸住宅に暮らす高齢者世帯への支援についてのお尋ねですが、区では、低所得者や高齢者に対し、文京すまいるプロジェクトとして、移転費用等助成やすみかえサポート事業等を実施し、高齢者等が住み慣れた地域の中で安心して居住できるよう、幅広い支援を行ってまいりました。 本年四月からは、すまいる住宅登録事業における面積要件を変更することで、より多くの住宅を確保し、要配慮者の多様なニーズに応え、居住支援を一層進めてまいります。 今後とも、都心にある本区の特徴を踏まえ、より迅速な情報収集と分析に努めるとともに、NPO法人等、多様な団体との連携強化を図り、文京すまいるプロジェクトを推進することで、高齢者等の居住安定を図ってまいります。 次に、白山四丁目国有地の活用についてのお尋ねですが、当該国有地については、国において利用方針の検討が進められていることから、引き続き、国と情報交換を行い、動向を注視してまいります。 また、公有地の活用については、将来的な行政需要等を考慮しながら、総合的に検討してまいります。 |
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