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議会報告 

令和5年9月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
宮本 伸一

QQ 質問

ヤングケアラー支援について

 ヤングケアラー支援についてお伺いします。

 厚生労働省は7月10日、家族の介護をする若者「ヤングケアラー」への支援強化を盛り込んだ介護保険事業の新たな基本指針を公表しました。団塊の世代が2025年に75歳以上の後期高齢者になることを踏まえ、ヤングケアラーをはじめとした家族への支援の重要性を明確にし、介護を受ける側だけでなく、支える側にも目を向ける支援はとても重要であります。

 具体的には、各市区町村が設置する高齢者の支援窓口である「地域包括支援センター」の体制を強化し、これまで学校現場を中心に支援体制が取られてきたヤングケアラーに関する相談を地域包括支援センターも活用し相談を受け付けるとともに、早期把握・支援に向けた体制強化を目指していくことになります。

 大阪公立大学大学院の濱島淑恵(はましまよしえ)准教授は「そもそも日本の介護保険制度では、家族介護者への支援は「任意事業」となっており、非常に位置付けが弱い。これを「必須事業」にしたり、支援メニューを充実させていくことが全年代のケアラーを支えていくことになる。」と述べております。

 ヤングケアラーの支援が国の指針に明記されれば、介護保険の実施主体である市区町村は介護サービスの事業計画に支援方針を反映させることになります。今後支援機関との連携など具体的な取り組みが求められますが、本区としてはどのように考えているのかお伺いします。

AA 答弁

区長  次に、ヤングケアラー支援についてのご質問にお答えします。

 国の次期介護保険事業計画の基本指針案では、「家族介護者支援の強化」が示されましたが、本区では、これまでも高齢者あんしん相談センターにおいて、ヤングケアラーなどの複合的な課題を抱えた家庭に対し、他分野と連携を図りながら支援を行っております。
 今後、複雑化・複合化した課題に対応するため、重層的支援体制整備事業を進めることで、各分野の支援機関の連携を一層深め、ヤングケアラーに対する支援を推進してまいります。
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