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議会報告 

平成30年6月定例議会一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
岡崎 よしあき

QQ 質問

SNSを利用した「いじめ・自殺相談」について

次にSNSを利用した「いじめ・自殺相談」についてお伺いいたします。

我々公明党区議団は、先日、NPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」の清水康之代表を講師に招いた、SNSを活用した、いじめ・自殺相談の勉強会に参加しました。改めて、自殺リスクが高い若者に対する相談のアプローチや、生きるための実務的な支援の重要性を学び、本区における取り組みに活かしていきたいと痛感しました。

もちろん、SNSでの1度の相談対応で、問題が全て解決するわけではありません。しかし、長野県では、LINE株式会社と締結し、「ひとりで悩まないで@長野」を開設し、県内の中学・高校生を対象に「LINE」アカウント登録カードを配布の上、悩み相談を受け付けたところ、2週間で1,579件のアクセスがあり、そのうちの約3分の1にあたる547件の相談に乗ることができたそうであります。これは前年度1年間の電話相談259件を大きく上回りました。

LINEを活用した相談は、いじめや不登校に関する相談だけではなく、学業や身体の悩みなど多岐にわたり、身近な相談ツールとして大いに効果を発揮したそうであります。深刻な事態に陥ることを回避することにつながるものと思われます。

今、SNSを活用する児童生徒・若者が増えている実態に合わせ、早急にSNSの活用を検討し、いじめ・自殺対策の拡充に取り組んでいただきたいと思いますが、本区のご見解を伺います。
さらに、SNSでつながってきた若者たちに寄り添う支援、支え続ける支援策が必要と考えます。相談員の増員や育成、傷ついた若者たちが語り合うなどの居場所作りも必要ではないでしょうか。ご見解を伺います。

AA 答弁

教育長 次に、SNSを利用した「いじめ・自殺相談」に関するご質問にお答えします。
現在、教育センターでは、24時間対応のいじめ電話相談を開設しており、夜間休日を含めたいじめ相談の受け皿としての機能を担っております。
いじめ相談におけるLINEの活用につきましては、今後の課題と捉えておりますが、国の検討状況を注視するとともに、先行している自治体の状況を調査し、迅速かつ容易に相談できる体制の整備について検討してまいります。

次に、若者たちの居場所づくりについてのお尋ねですが、
区では、これまでも総合相談室の心理相談員の拡充に努めて参りました。また、ケースカンファレンスの実施により、相談員の資質向上を図るほか、精神医学・心理の専門家によるスーパーバイズも定期的に設けており、その育成に努めております。
居場所作りにつきましては、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが、社会福祉協議会やNPOと連携し、学校外の様々な居場所事業につなげておりますが、今後も適切な支援を行ってまいります。
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