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質問
次に口腔がんの取り組みについてお伺いします。
口腔がんとは、口腔にできるがんであり、舌癌など口腔粘膜にできたがんを総称して口腔がんと呼んでいます。厚労省は、口腔癌を希少がんとして位置付け、2012年の「第2期がん対策推進基本計画」で予防と早期発見のための検診受診率の向上を明記しています。日本では年間約7,000人がかかり、その中で亡くなる方は3,000人を超えています。日本が増加傾向を見せる中、アメリカやイギリスなどの他の先進国では国を挙げてがん対策に取り組んでいます。日本はその逆で、罹患率も死亡率も年々増加する一方と聞いています。口の中は直接目で見ることができ、感覚も鋭敏なので、早期に発見されることも多いのではないかと思われますが、早期発見割合は、歯肉で6%。頬粘膜では8%。最も発見されやすい舌でも23%程度しか発見されていないのが現状です。未だ、口腔がんに対する認識があまり広くないことから、歯科の8020運動などと連動させて、地域、職場における歯科検診を有効に活用して口腔がん検診を推進しなければならないことが今後の課題とされています。国の施策から見ても、口腔がんが早期発見できれば、国民医療費の削減が期待できると考えます。
江戸川区では、口腔がん検診指定歯科医療機関を公表しており、世田谷区では、61・66・71歳を迎える方を対象に700円の自己負担で検診を行っています。
文京区においては、『ぶんきょうの保険衛生』の実績や予防対策でも取り組んでいないのが現状です。そのためにも口腔がんのセルフチェックの方法や、セルフチェック項目の周知の提案をいたします。
区長の見解を伺います。
答弁 |
区長 |
次に、口腔がんの取り組みについてのご質問にお答えします。 区では、国の指針に定められたがん検診を実施しておりますが、口腔がんなどの希少がんについても、早期発見が大切であると認識しております。 また、歯周疾患検診を契機として、かかりつけ歯科医を持ち、定期的な口腔内のチェックを行うよう、区民への周知に努めております。 なお、口腔がんのセルフチェックについては、国の動向や、地区医師会及び地区歯科医師会の意見を踏まえ、今後、研究してまいります。 |
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