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質問
最後に学校における救命教育についてお伺いを致します。
突然の心停止から命を救うためには、心肺蘇生・AEDの知識と技能を体系的に普及する必要があり、学校での心肺蘇生教育はその柱となるものであります。
我が国では、平成16年に市民によるAEDの使用が認められて以降、急速にその設置が進み、AEDの使用によって命を救えた事例も数多く報告されています。しかしながら、いまだなお、毎年7万人に及ぶ方が心臓突然死で亡くなっているのとともに、学校でも毎年100名近くの児童生徒の心停止が発生しております。平成29年3月に公示された中学校新学習指導要領保健体育科の保健分野では、「応急手当を適切に行うことによって、傷害の悪化を防止することができること。また、心肺蘇生法などを行うこと。」と表記されているとともに、同解説では、「胸骨圧迫、AED使用などの心肺蘇生法、包帯法や止血法としての直接圧迫法などを取り上げ、実習を通して応急手当てができるようにする。」と明記されております。
全児童生徒を対象にAEDの使用を含む心肺蘇生教育を行っている学校は、平成27年度実績で小学校で4.1%、中学校で28.0%、高等学校でも27.1%と非常に低い状況にあります。さいたま市では独自のマニュアルを作成し、14年度からは全市立小・中・高において、保健学習の授業の中で心肺蘇生法の実習を行い、全ての生徒がAEDの使用を含む心肺蘇生法を行うことができるようになることを目標に取り組んでいるそうであります。
そこで伺います。
本区においても、児童生徒、教職員に対する心肺蘇生とAEDに関する教育を普及推進するとともに、学校での危機管理体制を拡充し、児童生徒の命を守るための安全な学校環境を構築することは喫緊の課題と考えます。教育長のお考えをお伺いいたします。
以上で一般質問を終わります。
ご清聴誠に有難うございました。
答弁 |
教育長 |
最後に、学校における救命教育に関するご質問にお答えします。 児童生徒の命を守るための安全な学校環境の構築は、大変重要であると考えております。 そのため、学校では、毎月実施している避難訓練における安全指導をはじめ、地域班ごとの集団下校など、安全教育の充実に努めております。 また、AEDの使用を含む心肺蘇生法については、全ての中学校で、学校防災宿泊体験等において地域の消防署と連携し、取り組んでおります。 今後も、学校の危機管理マニュアルの見直しを通して、児童生徒の命を守るためのより一層安全な学校環境を構築してまいります。 |
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