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議会報告 

令和7年2月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
松丸 まさし

QQ 質問

HPVワクチンについて


 HPVワクチンについて2点伺います。
 1点目は、ワクチン誤情報が拡散されていることに対し、正しい情報の周知をしてほしい、と提案します。公費対象者に該当する世代が多く目にしているSNSに誤った情報が投稿されており、例えば「うつと不妊になる」「予防効果は証明されていない」といったもので、前者はエビデンスは全く報告されていないし、後者は予防効果があることが厚労省のホームページにも掲載済みであります。こういった情報が間違いであることや正しい情報を集めて。対象者に届く周知方法で届けてほしいと考えますが、区の見解を伺います。
 2点目は、キャッチアップ制度が6年度で終了になるので、最終期限を迎える高校1年生と17歳から27歳に対する周知をしてほしいということです。
 今年度はキャッチアップ制度が終了します。16歳(高校1年生)とキャッチアップ接種対象である今年度17歳(高校2年生)から27歳に該当する方が来年3月末で公費接種の期限を迎えます。特に周知していただきたいことは、令和7年3月末までに初回を接種することができれば、令和7年4月以降の1年間で2回目3回目を公費で接種することができる、経過措置の対象になるということを知らせてほしいと思います。
 公費の対象が外れると、実質3回完了まで10万円の費用負担がかかります。
期限を迎える対象者へぜひ丁寧な周知していただきたいですが、区の見解を伺います。

AA 答弁

区長  次に、HPVワクチンに関するご質問にお答えします。

 まず、接種対象者への正しい情報の周知についてのお尋ねですが、

 区では、HPVワクチンについての正確な情報をわかりやすく記載した国のリーフレットや、都のポータルサイトへのリンクを区ホームページに掲載するとともに、定期接種対象者には、予診票にリーフレットを同封して個別送付する等の周知を実施しております。
 また、昨年12月には啓発用チラシを作成し、区立小中学校に通う対象者に配付したところです。
 さらに、区内大学病院と連携して、HPVワクチンに関するイベントや講演会を開催しております。
 今後とも、子宮頸がんとHPVワクチンについての正しい理解が進むよう、周知に努めてまいります。

 次に、HPVワクチンのキャッチアップ接種対象者等への周知についてのお尋ねですが、

 HPVワクチンについては、積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方を対象として、本年度末を終期とするキャッチアップ接種を3年間実施してまいりました。
国において、昨年の夏以降のワクチン限定出荷の状況等を踏まえて、キャッチアップ接種の対象者と、本年度が定期接種の最終年度である方を対象として、令和4年4月から本年3月末までに1回でも接種している場合、来年度中に公費で3回の接種を完了することができる経過措置が昨年末に決定したところです。
 このことについて、今後、対象者全員と、まだ1回も接種していない未接種者に個別通知するとともに、区報やホームページ、SNS、区内医療機関等での周知を速やかに実施してまいります。
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