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質問
次に令和6年度予算編成についてお伺いいたします。
令和6年度の一般会計の予算規模は、前年度に比べ9.7%増の1,275億2800万円となり、昨年に続き過去最高の予算規模になりました。コロナ禍がようやく明け、新たな時代において、区民が輝く明るい未来に力強く踏み出すことができるように積極的に施策の展開を図ったものと評価いたしますが、一方で、歳出に見合った歳入とするために財政調整基金からの繰入金が前年比33億4900万円増の86億1400万円。特定目的基金からの繰入金が29億9000万円増の90億400万円となり、基金残高を含め今後の財政運営に大きく影響するものかと思われますがどのような認識でおられるのかお伺いいたします。また、今後の財政運営をどのようなかじ取りをされていくのか。今後の課題についてもお伺いいたします。
とはいえ、区民のニーズが多様化するなか、区民サービスの向上も図っていかなければなりません。
昨年の9月から議会からの要望もあり、区立小・中学校の学校給食の無償化が始まりましたが、先般、東京都が最大で学校給食費の半額を補助する方針を決めました。当初予算に計上した学校給食費が半分で済むようになりますので、その分子育て支援を更に充実していってはいかがでしょうか。保護者の負担軽減という意味では、例えば、以前から会派で要望してきました塾代や習い事の補助なども考えられますがご見解をお伺いいたします。
また、来年度の重点施策を見ますと高齢者への支援、特に元気高齢者への支援が手薄のようにも感じます。コロナ禍も明けて元気な高齢者が地域や社会で伸び伸びと活動できるような施策の充実を望むものですがご見解をお伺いいたします。
新型コロナウイルスのワクチン接種の全額公費負担が今年の3月31日で終了いたします。来年度からは一部自己負担を原則として、厚労省は標準的な接種費用は一人7000円と示しています。
特にコロナに発症した際、重症化になる可能性が高い高齢者の健康と暮らしを守るためにも新型コロナウイルスワクチン接種費用の助成を要望いたしますがご見解をお伺いいたします。
答弁 |
区長 |
次に、来年度の予算編成に関するご質問にお答えします。 まず、当初予算についてのお尋ねですが、 「文の京」総合戦略に掲げる主要課題の解決に向けた施策等を重点施策として積極的に推進するとともに、物価高騰や大規模な施設整備にも対応し、一般会計の予算規模は、過去最大となりました。 歳入においては、特別区税及び特別区財政調整交付金について、過去最大の額を見込むとともに、特別区債の積極的な活用を図っております。 しかしながら、基金繰入金については、約176億円を計上しており、とりわけ財政調整基金繰入金は約86億円となり、前年度と比べて約33億円、63.6%の増となっております。 また、今般、次期「文の京」総合戦略案でお示しした財政見通しでは、主に扶助費の増加傾向や投資的経費の大きな負担が続くことから、財政調整基金を始めとした基金残高の減少傾向が続くと見込んでおり、今後の財政運営においては、基金残高を一定確保していくことが必要であると捉えております。 そのため、国庫支出金や都支出金、さらには、特別区債の積極的な活用による財源確保に努めるとともに、公共施設の計画的な整備や各事業の不断の見直しにより、歳入と歳出のバランスを考慮した予算編成に努め、持続可能で健全な財政運営に取り組んでまいります。 次に、元気高齢者への支援についてのお尋ねですが、 区では、かねてより、高齢者クラブの運営助成や各種サポーターの育成など、地域における元気高齢者の活動を積極的に支援してまいりました。 元気高齢者がいきいきと活動し続けるためのフレイル予防では、来年度から、新たに「フレイル予防教室」を開催し、既にフレイルチェックに参加された方々の理解を一層深め、更なる社会参加につなげてまいります。 また、住民主体の通いの場である「かよい~の」の新規立ち上げ支援等により、元気高齢者が地域や社会でいきいきと活動できるよう努めるとともに、地域における交流機会や多世代とのふれあいの場の提供等を目的とする「長寿ふれあい食堂」への補助を行ってまいります。 次に、新型コロナウイルスワクチン接種費用の助成についてのお尋ねですが、 新型コロナウイルスワクチンについては、来年度から重症化予防を目的に、定期接種として、65歳以上の方及び60歳から64歳までで重い障害のある方を対象に、年1回、秋冬に実施することが予定されております。 接種費用については、国の方向性を踏まえ、都や特別区、都医師会により協議が行われることとなっております。 区における接種費用助成や接種体制等については、協議結果を踏まえ、感染症の流行動向等も勘案しながら、今後検討してまいります。 |
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