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質問
次に社会的弱者への住居支援についてお伺いいたします。
近年は、空き家の増加が問題視される一方で、少子高齢化による「住宅弱者」の問題も深刻です。住宅弱者とは様々な事情により住宅を確保することが困難な高齢者や障がい者、ひとり親家庭の方々のことを言いますが、とりわけシングルマザーの方からのご相談を多く耳にします。シングルマザーの方は約8割の方が離婚者で、婚姻の解消はスムーズに進むケースばかりでなく、別居中から離婚に移行することも少なくありません。結婚しているけど別居しているという「グレーゾーン期」の住居ニーズが極めて高いにもかかわらず、そのような方々を支える支援が乏しいのが現実です。
様々な事情から住宅弱者となった方々への支援が更に必要かと思われますがご見解をお伺いいたします。
国において、「住宅確保要配慮者」と空き家をつなぐ「住宅セーフティネット制度」を構築しましたが、文京区は登録物件数があまりに少なくて期待が持てません。本区においては「スマイル住宅登録事業」がありますが、条件的にマッチングするケースが少なく、大家さんの登録要件の緩和が必要かと思われますがご見解をお伺いいたします。
また、空き家の利活用も大切なポイントかと思われます。
お隣りの豊島区では、空き家をシングルマザー向けのシェアハウスに利活用する「豊島区モデル」として、区の住宅課がNPO法人やシェアハウス事業者らと連携し、空き家の利活用と、ひとり親への住居支援の同時解決を狙う事業が始まりました。
本区においても、高齢者をはじめ様々な事情で住宅弱者となった方々への支援に更に力を入れるべきと思われますがご見解をお伺いいたします。
答弁 |
区長 |
次に、住居支援についてのご質問にお答えします。 区では、「すまいる住宅登録事業」を実施し、高齢者、障害者及びひとり親家庭の方々が、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、見守りサービスの導入や登録住宅の面積基準の変更等、制度を改善して、住まいの確保を推進してまいりました。 さらに、来年度からは、登録住宅の耐震要件を緩和し、より一層、区内の住宅ストックの活用を図ってまいります。 また、ひとり親家庭に準ずる世帯への居住支援については、個々の状況に応じて必要な対応を検討してまいります。 なお、空き家を活用した住宅確保要配慮者への更なる支援については、他自治体の先進事例等を参考にしながら、研究してまいります。 |
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