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議会報告 

令和6年6月定例会議一般質問

公明党文京区議団
代表質問 
岡崎 よしあき

QQ 質問

中小企業支援について

 次に中小企業支援についてお伺いいたします。
 初めに中小企業の生産性向上と賃上げへの後押しについてお伺いいたします。
 今年の春闘では、大企業中心に満額回答や組合の要求を超える回答をする企業が続出しています。社会全体で持続的な賃上げを実現するには、こうした勢いを今後、中小企業や非正規労働者にも広げていくことが欠かせません。
 特に、中小企業はコロナ後も苦しい経営の企業が多く、賃上げの流れを中小企業へと波及していくためには、持続的な景気回復は欠かせません。中小企業・小規模事業者らの賃上げを促すためにも、公明党は昨年10月、支援策をまとめた「中小企業等の賃上げ応援トータルプラン」を政府に申し入れました。同プランでは、価格転嫁しやすい環境整備や、公定価格で報酬が決まる医療・介護・障がい福祉分野の賃上げ、保育士の処遇改善、人手不足解消に向けた省人化・省力化に必要とされる設備投資への支援を盛り込みました。特に中小企業については、今後、生産性向上のために必要な設備投資は必須であります。本区における設備投資への支援状況はどうか、また、今後の取り組みについてお伺いいたします。

AA 答弁

区長  次に、本区における中小企業の設備投資への支援状況についてのご質問にお答えします。

 昨年度は、「現下の経済変動に対応するための設備投資支援補助事業」として、区内中小企業が取り組む生産性向上や省エネにつながる設備投資に係る経費について、788件、総額約3億1,500万円の補助を行いました。
 これにより、中小企業の競争力の強化と設備導入後のランニングコストの低減が図られ、同じく昨年度に実施した「経営相談支援補助事業」と併せて、今後の事業再興や、賃上げに不可欠となる経営基盤の強化に寄与するものとなったと考えております。
 なお、本年度は「持続可能性向上支援補助」において、引き続き、生産性向上等に資する設備投資への支援を行っており、今後も区内中小企業の経営基盤強化に向けて、必要な支援を実施してまいります。
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